高校校長挨拶

 浪速高等学校は、昨年4月に開校100周年を迎え、大きな節目を迎えました。そして今年は、次の100年への元年として新たな歴史を紡いでいく重要な年となります。その新しい歴史を刻んでいくにあたって、大切なことは新しい学校創りに「挑戦する姿勢」であると考えています。2024年度2学期から、その「挑戦」のひとつとして、『学校週5日制』へ転換しました。通常の授業は月~金曜日で完結させ、土曜日は、特別講座、キャリア教育、オープンキャンパス等の大学訪問、自学自習教室の開放、クラブ活動など生徒一人ひとりの目的にあった学習の場を整えていきます。主体的に自分で何をするのかを考えて選択し、生徒自ら行動をする。その行動こそがまさに自分を更に成長させ、目標達成の為の「挑戦」する時間となる事を確信しています。
 そういった事に挑むためには充実した教育環境が必要となります。本校には学習環境はもちろんクラブ活動にとっても充実した最新鋭の教育環境が整っています。高いレベルでの文武両立を目標に浪速にしかない環境をフル活用し、新たな自分を見つけ出す為の「挑戦」を実行できるのが本校の大きな魅力であると思っております。
 これからの変化の激しい時代だからこそ、身につけてもらいたい力は、どんな状況でもしなやか且つ柔軟に対応し、逞しく生きる力です。この力は幸せに生きていくためにも欠かせない力となります。高校生という青春時代をどう生きるか。浪速で過ごした時間を次のステージでどう活かしていくのか。そのためには、生徒と教員がONE TEAMとなって素晴らしい教育環境を最大限生かして「挑戦」し続け、今の自分に自信を感じられる時間をつくりだし、その時々で楽しさや達成感、充実感を一つでも多く経験できるかが大切な事だと考えています。
 最後に、本校の建学の精神である神道の世界には「中今」という言葉があります。「今というその瞬間を一生懸命に生きる」という意味を表します。この精神を大切にし、多くのことに「挑戦」して、成功や失敗を繰り返しながら“新しい自分”を「浪速」で発見してください。3年間という限られた学生生活では、秘められている自分の可能性に気付き伸ばしていくことが大切です。そのことが生徒一人ひとりのこれからの人生が大きく色鮮やかに輝き、幸せを感じる人生を歩むことにつながっていきます。
 卒業後『浪速に来てよかった』と感じて頂けるよう、そして浪速での3年間が一人一人の生徒達の幸せな将来の基盤となるよう、私たち教職員は一丸となって目の前の生徒達を全力でサポートしていく事をお約束します。


浪速高等学校 校長 飯田 智文

浪速高等学校について

"ONE TEAM’'で常に挑戦し続け、充実感に満ちた楽しい学校「Good school」を目指す

今、社会は予測できない変化が起こり続ける時代となり、世の中のしくみも大きく変わろうとしています。
学校教育においても、ICT教育をはじめ大きな転換期にあると言えるでしょう。本学では、学習教材の一つのツールとしてChromebookを導入しております。学内ではChromebookを活用した授業を展開し、家庭で
は自学自習のためのアプリを使い、うまく組み合わせながら、生徒一人ひとりの学力に応じた指導を実現しています。また設備面では、学習環境もさることながら校外の運動施設などクラブ活動にも積極的に参加できる環境を整えています。もちろん、クラブ活動よりも勉強を中心に取り組みたい生徒、文武両立をめざして頑張りたい生徒など、いろいろな生徒がいます。そうした多様性を認める環境の中で、将来どこへ行っても、どんな人とも融合し、協調し合って生きていく。そんな「逞しくしなやかに生き抜く力」を学校生活を通して身につけてもらいたいと思います。

世界への"GATEWAY"となる英語教育

本校は、英語教育にも力を入れています。2年前には浪速国際コースを新たに設置。といっても単に英語の成績アップや外国語学部への進学をめざすのではありません。本校では、英語を1つのツールとして活用し世界で活躍できる人、すなわち「世界市民」の育成を大きな目標に掲げています。身につけてもらいたいのは、「点数を取れる英語」だけではなく「社会で活かせる英語」。国内のみならず海外の大学への進学にも重きを置き、英語が話せることはもちろん、異文化に触れ、世界で活躍できるような人材を育てたいと考えています。

コース紹介

文理S1コース

難関国公立大学に向けて特化したカリキュラムで学びます。
内容的には文理科と考えた方が理解しやすいでしょう。2年次終了までに5教科の学力を充分に養い、3年次に文・理に分けて、より実践的な学力伸長に努めます。全員が難関国公立大学を目指す、浪速の牽引的なコースです。

Ⅰ類

国公立大学、難関私立大学をめざし、2年次からスーパー理数コースとスーパー文科コースに分かれて学びます。

1年次は文理に分けずに習熟度別クラス編成で学びます。この1年間で理系、または文系、さらに国立大学、または私立大学への目標を見極めたうえで、2年次よりスーパー理数コース・スーパー文科コースを選択します。成績と希望によっては、文理S1、浪速国際コースへのコース変更も可能です。2年次からは週37単位となり、それぞれのコースが設定する成績目標をめざして応用力を高めていきます。

  □スーパー理数コース…国公立大学または難関私立大学の理系をめざします。
  □スーパー文科コース…国公立大学または難関私立大学の文系をめざします。

浪速国際コース ※2年次より開設される英語に特化したコース

難関私立大学の国際系学部・外国語系学部をめざし、トップクラスの授業で学びます。
英語の授業は、ケンブリッジ大学英語検定機構の教授法資格を保有する日本人教員が、洋書教材を活用しながら100%英語で実施。
全員が語学研修を経験し、難関私立大学の国際系学部・外国語系学部および海外提携大学への進学をめざします。

Ⅱ類

難関私立大学をめざし、2年次から理数コースと文科コースに分かれて学びます。

1年次は理系・文系に分けずに習熟度別クラス編成で学びます。1年間の学びの中で、希望や適性を確認。2年次から理数コースと文科コースに分かれます。理数コースはスーパー理数コースと共通履修ですが、3年次から難関私立大学の理系学部に照準を合わせたカリキュラムで学習。文科コースは2年次から理系科目の履修を最小限にとどめ、難関私立大学の文系学部に照準を合わせたカリキュラムで学習します。
  
  □理数コース…難関私立大学の理系志望者のためのコースです。
  □文科コース…難関私立大学の文系志望者のためのコースです。

Ⅲ類

クラブ活動との両立を考えたカリキュラムで、現役合格をめざして一人ひとりの可能性を伸ばしていきます。
私立大学文系学部をめざすコースですが、クラブ活動との両立を大きな目標にしています。1年間34単位を履修して、放課後はクラブ活動の時間を保証しています。

カリキュラム

進路指導

浪速高等学校の
進路決定までの流れ

進路指導(PDF)

令和5年度卒業生 進路状況

2024/04/25時点

制服など

  • 冬服

    女子用パンツスタイル新登場

  • 夏服

  • 制鞄(男子)

  • 制鞄(女子)

  • 制鞄(男女)

  • 体操服・半袖

  • 長袖

  • 上着

学校評価

本校では、学校教育法および学校教育法施行規則に基づき自己点検・評価を実施しています。
この自己点検・評価は学校が教育活動などの学校運営の状況について
自ら評価し、その結果に基づき、学校運営の改善を図る取り組みです。
ここに、本校の教育方針、現状や今後の取組むべき課題を「学校自己評価表」としてまとめました。

学校目標

神社神道を建学の精神とし敬神崇祖を教育の根幹として「浄・明・正・直」の心を養う。
生徒の才能と適性を開発し、学力・体力・気力の増進を図り個性あふれる
心豊かな生徒を育成する。